日 時 |
2019年9月27日(金) 13:30~17:00
講演1. 13:30~14:40
講演2. 14:50~15:50
講演3. 16:00~17:00
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場 所 |
グローバルイノベーションセンター3F 研修室 (九州大学筑紫キャンパス) |
講演者 |
講演1.九州大学グローバルイノベーションセンター 客員教授、
AGCエスアイテック株式会社 代表取締役社長 山本 清 氏 |
講演2.AGC株式会社 技術本部先端技術研究所 伊賀特別研究室特別研究員 伊賀 元一 氏 |
講演3.長崎県窯業技術センター 陶磁器科 専門研究員 吉田 英樹 氏 |
講 演 概 要 |
【講演1.ガラスへの機能性付与とガラス中水酸基の絶対定量法】13:30~14:40
九州大学 グローバルイノベーションセンター 客員教授、
AGC エスアイテック株式会社 代表取締役社長 山本 清
ガラスは透明で傷つきにくい素材である。その特性を生かして窓材として多用されているが、
さらなる機能性の付与が進んでいる。大面積ガラスにも適用されている機能(強化、断熱・遮熱、
低反射)について、その原理も含めて紹介する。
また、ガラスの製造、利用において重要な因子でありながら、定量が難しいガラス中水酸基の
絶対定量法について、先人の取組みから核反応分析を用いた最新の取組までを紹介する。 |
【講演2.板ガラス市場の変遷と成形プロセスの進化】 14:50~15:50
AGC株式会社 技術本部先端技術研究所 伊賀特別研究室特別研究員 伊賀 元一
板ガラスは、透明で傷つきにくく耐候性に優れており、窓材やカバー材として広く使われている。
板ガラスが連続して成形できるようになったのは1910年代にフルコール法という引上法が開発されて
からであり、以降様々な製造方法が開発され工業化されている。板ガラスの製造方法の特徴を概説する
と共に、商品特性や市場の変遷に伴い進化してきた様子を説明する。IT・IoT・5G等、凄まじい勢いで
市場は変化しているが、板ガラスに対する新しいニーズも生まれてきており、開発の方向性について
考えを述べたい。
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【講演3.ガラスの着色とその要因】 16:00~17:00
長崎県窯業技術センター 陶磁器科 専門研究員 吉田 英樹
透明性と発色性の豊富さを特長とする着色ガラスは、工芸的には意匠性を活かした吹きガラスや
ステンドガラスなど、また工業的には光学的特性を積極的に利用した光学フィルターやレーザー媒体
など、古くからさまざまな分野で活用されている。
本講演では、着色ガラスのさまざまな活用事例を紹介しながら、ガラスの着色とその要因について
概説する。
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世話人 |
九州大学グローバルイノベーションセンター アドバンストプロジェクト部門 教授 藤野 茂 |
定 員 |
60名(先着順) |