グローバルイノベーションセンターと福岡県直方市が
連携協定を締結

グローバルイノベーションセンター(GIC)と福岡県直方市は、GICが実施しているオープンイノベーションのための産学官連携モデル、通称「KOINE:Kyudai global Open Innovation Network Engine」を活用し、直方市における課題の解決方法を検討するためのプラットフォーム構築について研究するとともに、このプラットフォームを活用して、直方市が抱える課題(行政課題、社会課題、産業課題)を解決することを目指し、2021年2月8日に連携協定を締結しました。

この連携協定の内容は、次の5項目です。

  1. 直方市におけるオープンイノベーションに基づく産学官民連携モデルの研究・構築
  2. 共同研究等の協働事業
  3. 共同でのグローバルなオープンイノベーションミーティングの開催
  4. 九州大学の研究者及び学生に対する直方市における研究フィールド等の研究機会の提供
  5. 研究成果の地域への還元及び普及・啓発の推進

これまでKOINE会合などを通じて、様々な企業や自治体と議論を行ってきた中で、セトル社、アドバンテックテクノロジーズ社とともに概念実証実験を実施してきました。この二社の本社が直方市にあることから、KOINEについての情報が直方市にも届き関心を持って頂き、10月から具体的な連携に関する議論が始まりました。

直方市は、地域の社会課題を解決するためにKOINE会合の手法がどのように役立つか検討を行うとともに、直方市を中心とした筑豊地方の中小企業と九州大学との連携協力関係を構築し、大学の知や人材を地域創成に役立てる協働を進めることで双方の考えが一致して、この度の連携協力の運びとなりました。

GICが自治体と連携協定を締結するのは今回が初めての事例であり、本連携では本学の研究者及び学生に対して、直方市における研究フィールド等の研究機会を提供いただき活動することも想定しています。

今後は、直方市が抱えるさまざまな課題に対する解決方法について検討を行うことにより、持続的な行政サービスの実現、福祉の充実、産業の振興、学術研究に寄与するとともに、地域創成を含めた持続可能な社会の実現に向けたオープンイノベーションの取組を進めていきます。

調印式の様子

調印式の様子

調印式を終えた大塚進弘市長(右)と中島寛センター長(左)

調印式を終えた
大塚進弘市長(右)と中島寛センター長(左)

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