二次元材料プラットフォーム ― NanoFoundry ―
koineミーティング
本プラットフォームが目指すもの
グローバルイノベーションセンター(GIC)では、日本における「オープンイノベーション」を構築することを目指して活動しています。よく耳にする「オープンイノベーション」ですが、曖昧に産学連携に対して使われているケースがほとんどです。
GICでは、二次元材料にフォーカスしたkoineミーティングを立ち上げ、議論を通じて真に創造的な産学官連携を目指して活動をしています。各自の強みを持ち寄って、新しい産業やイノベーションにつなげたいと考えています。そのためkoineミーティングは、(講演を聞いて終わりといったような)通常の講演会とは全く違うスタイルで行い、「議論」や「交流」を重視し、フレキシブルで実りある共同研究を促進したいと考えて開催しています。
また、主催者のネットワークを使い、企業を含めて第一線で活躍されているアクティブな研究者や、ファンディングエージェンシーに所属されている方に講演をお願いしている点もユニークなところです。
最近の動き
- 2024/7/12
第8回の koine ミーティング(二次元材料オープンイノベーション・ミーティング)を、学術変革領域研究(A)「2.5次元物質科学」とタイアップして、8月23日(金) 13時から行います。案内状は関係の皆様に吾郷よりメールで差し上げます。
■日時: 2024年8月23日(金)13時より
■場所: 九州大学筑紫キャンパス オープンイノベーション棟 3階研修室
■スケジュール:
① 13:00-13:40 基調講演1(公開)寺井隆幸先生(エネルギー総合研究所理事長、東京大学名誉教授)「カーボンニュートラルとそのための研究開発」
② 13:40-14:20 基調講演2(公開)柳田剛先生(東京大学工学研究科応用科学専攻教授、九州大学主幹教授) 「酸化物ナノ構造体を用いた堅牢な人口嗅覚デバイス」
③ 14:40-15:20 2.5次元物質領域からの講演(公開)加藤幸一郎先生(九州大学工学研究院応用科学部門 准教授)「分子シュミレーションとデータ科学の融合による多様で複雑な系への挑戦」
④ 15:40-17:45 二次元材料の研究開発を話題としたフリーディスカッション(非公開)技術開発の加速や連携研究に関する議論、参加者の研究紹介、講演者との談論など
⑤ 18:00-20:00 意見交換会(学内にて非公開)
(①-③は公開、④,⑤は非公開で行います)
■参加費:意見交換会のみ4,500円
- 2024/4/16
第8回のオープンイノベーションミーティングを2024年7月~9月に九大で行う予定です。関係の皆さまには別途、連絡差し上げる予定です。
- 2024/1/19
第7回 koine ミーティングを開催しました。4大学から6名、10社から17名、JSTから1名の参加がありました。
今回も議論が活発に行われ、産学官の交流が大きく進みました(学産産、産産産、学学産産などの複数の組織間の連携が進みつつあります)。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
- 2023/12/11
第7回 koine ミーティングの詳細が決まりました。関係のみなさまには、吾郷から別途、連絡差し上げます。
- 2023/10/17
第7回の koine ミーティングを 2024/1/19(金)に開催することになりました。関係のみなさまのご参加をお待ちしています。
- 2023/9/9
10/9に行われる産学連携炭素材料研究会 設立記念講演会において吾郷が招待講演を行います。
- 2023/5/19
第6回の koine ミーティングを予定通り九大GICにて対面で行いました(企業:15名(10社)、ファンディングエージェンシー:1名、大学・国立研究所:7名、一般講演の聴講者:12名)。
フリーディスカッションの様子
- 2023/5/10
5/19(金)に、富士通の佐藤信太郎様、九大の田中敬二先生、東大の長汐晃輔先生を迎えて、第6回koineミーティングをGICの3階研修室で行います。多くの方の聴講をお待ちしています(公開セッションは事前予約不要)。プログラムと講演内容はこちら。
- 2023/1/28
第6回 koine ミーティングを「2023年5月19日(金)」に開催することが決まりました。
招待講演者:佐藤信太郎博士(富士通 量子研究所長)、田中敬二先生(九州大学応用化学部門)、長汐晃輔先生(東京大学マテリアル工学)
関係者には、近日中に個別に連絡差し上げる予定です(出欠は4月にうかがいます)。
今回も学術変革領域研究(A)「2.5次元物質科学」とタイアップして行います。
- 2022/7/19
第5回の koine ミーティングを予定通り九大GICにて対面で行いました(企業:11名(9社)、ファンディングエージェンシー:2名、大学・国立研究所:6名、一般講演の聴講者:約10名)。
フリーディスカッションの様子(解像度を落としています)
- 2022/6/11
第5回の koine ミーティング(二次元材料オープンイノベーション・ミーティング)は、学術変革領域研究(A)「2.5次元物質科学」とタイアップして、7月15日(金) 13時から行います。案内状は関係の皆様にメールで差し上げます。
■日時: 2022年7月15日(金)13時より
■場所: 九州大学筑紫キャンパス グローバルイノベーションセンター 3階研修室
■スケジュール:
① 13:00-13:45 基調講演1(公開) ① 13:00-13:45 基調講演1(公開)久保利隆先生(産業技術総合研究所 ナノ材料研究部門 主任研究員)「二次元材料の産業応用を目指した取り組みの紹介」
② 13:45-14:30 基調講演2(公開) 大野雄高先生(名古屋大学 未来材料・システム研究所 教授) 「ナノカーボンの次世代エレクトロニクスへの応用展開」
③ 14:45-15:15 企業様からのご講演(公開) 保井淳様(日東電工株式会社 研究開発本部 粘着技術研究センター長) 「最新粘着技術の紹介とグラフェン転写プロジェクトの紹介」
④ 15:30-17:30 二次元材料の研究開発を話題としたフリーディスカッション(非公開) 技術開発の加速や連携研究に関する議論、学術変革領域研究・吾郷研の活動紹介、講演者との談論など
⑤ 18:00-20:00 意見交換会(学外にて非公開)
(①-③は公開、④,⑤は非公開で行います)
■参加費:意見交換会のみ5,000円
- 2021/8/24
第5回 koine ミーティング(二次元材料オープンイノベーション・ミーティング)は、新型コロナが落ち着いたら再開する予定です(本ミーティングは、face-to-faceでのコミュニケーションを重視しているため、オンサイトで行う予定です)。一刻も早いコロナの収束を願っています。
- 2021/5/12
当研究室と日東電工で共同で申請した研究プロジェクトが、2021年度NEDO先導研究プログラムに採択されました。「高機能テープを用いた二次元材料の革新的転写法の開発」を実現し、サンプル配布等を通じて、二次元材料の実用化を推進していきます。
- 2020/2/15
第4回 koine ミーティング(二次元材料オープンイノベーション・ミーティング)の案内状を関係者の皆さまにお送りしました。多数のご参加をお待ちしています。
■日時: 2020年2月21日(金)13時より
■場所: 九州大学筑紫キャンパス グローバルイノベーションセンター 3階研修室
■スケジュール:
① 13:00-13:45 基調講演1(公開) ① 13:00-13:45 基調講演1(公開)松田一成先生(京都大学 エネルギー理工学研究所 教授)「二次元材料・ヘテロ構造の光科学とその応用」
② 13:45-14:30 基調講演2(公開) 三石郁之先生(名古屋大学大学院 理学研究科 素粒子宇宙物理学専攻 講師) 「飛翔体搭載用グラフェン超薄膜光学素子の開発」
③ 14:45-15:15 企業様からのご講演(公開) 舘野泰範様(住友電気工業株式会社 伝送デバイス研究所) 「ポスト5G通信を目指したグラフェントランジスタの研究開発の状況」
④ 15:30-17:30 二次元材料の研究開発を話題としたフリーディスカッション(非公開) 技術開発の加速や連携研究に関する議論、吾郷研の活動紹介、講演者との談論など
⑤ 17:30-19:30 懇親会(非公開)
(①-④は公開、⑤は非公開で行います)
■参加費: 懇親会のみ4,000円
- 2019/12/5
ボストンで開催中のMRS Fall Meeting 2019において、科学技術振興機構(JST)から当研究室の多層h-BNに関する特許に関して展示が行われます(JSTの詳細)(英文サイト)。- 2019/11/28
第4回 koine ミーティング(二次元材料オープンイノベーション・ミーティング)の開催日と講師が決まりました。多数のご参加をお待ちしています。
■日時: 2020年2月21日(金)13時より
■招待講演者:
(1)松田一成先生(京都大学エネルギー理工学研究所)
(2)三石郁之先生(名古屋大学大学院理学研究科)
(3)舘野泰範様(住友電気工業株式会社)
- 2019/7/1
第3回 koine ミーティング(二次元材料オープンイノベーション・ミーティング)の詳細が決まりました。多数のご参加をお待ちしています。案内状はこちら。
■日時: 2019年7月12日(金)13時より
■場所: 九州大学筑紫キャンパス グローバルイノベーションセンター 3階研修室
■スケジュール:
① 13:00-13:45 基調講演1(公開) 牧英之先生(慶応大学 理工学部) 「ナノカーボン光電子デバイス開発」
② 13:45-14:30 基調講演2(公開) 清水哲夫上級主任研究員(産総研 ナノ材料研究部門) 「公的研究機関の研究者から見た企業連携」
③ 14:45-15:15 企業様からのご講演(公開) 小川新平様(三菱電機 先端技術総合研究所) 「グラフェンを用いた高感度赤外線センサの開発」
④ 15:15-15:45 ファンディングエージェンシー様からのご講演(公開) 井関隆之様(NEDO 技術戦略研究センター) 「NEDO-TSCの活動紹介と2次元材料への期待」
⑤ 15:45-17:30 二次元材料の研究開発を話題としたフリーディスカッション(非公開) 技術開発の加速や連携研究に関する議論、吾郷研の活動紹介、講演者との談論など
⑥ 17:30-19:30 懇親会(非公開)
(①-④は公開、⑤,⑥は非公開で行います)
■参加費: 懇親会のみ3,500円
- 2019/6/12
酸化グラフェンシンポジウム(熊本大学)において吾郷が招待講演を行いました。
- 2019/3/8
グラフェンコンソーシアムの講演会(秋葉原)において吾郷が招待講演を行いました。
- 2019/2/25
第2回KOINEミーティングに多数の参加をいただき(企業から7名、大学・国立研6名、ファンディングエージェンシー2名)、盛会のうちに終えることができました。
- 2019/2/19
第2回KOINEミーティングのポスターを作成しました。前半のセッションのご参加をお待ちしています。
- 2019/1/8
第2回KOINEミーティング(二次元材料オープンイノベーション・ミーティング)の詳細が決まりました。
■日時: 2019年2月22日(金)13時より
■場所: 九州大学筑紫キャンパス グローバルイノベーションセンター 3階研修室
■スケジュール:
① 13:00-13:45 基調講演1
金子克美先生(信州大学 環境エネルギー材料科学研究所 特別特任教授)
「グラフェン様構造を生かしたナノ界面エンジニアリング」(公開)
② 13:45-14:30 基調講演2
河野行雄先生(東京工業大学 科学技術創成研究院 未来産業技術研究所 准教授)
「ナノカーボン材料によるテラヘルツ帯分光画像計測 -産業・医療における新規非破壊・非侵襲モニタリング-」(公開)
③ 14:45-17:00 二次元材料の研究開発を話題としたフリーディスカッション(非公開)
基調講演者との談論、吾郷研の研究紹介、JST-OPERAのご紹介等
④ 17:30-19:30 懇親会(非公開)
(①②は公開、③④は非公開で行います)
■参加費: 懇親会のみ3,500円
- 2018/12/14
第2回KOINEミーティングを2019年2月22日(金)に行います。今回は信州大学の金子先生、東工大の河野先生に基調講演(公開)をしていただきます。その後、二次元材料に興味をもつ企業の参加でクローズドな議論を行う予定です。
- 2018/11/29
JSTさきがけの成果として、ナノテク展(2019/1/30-2/1)に出展することになりました。
- 2018/8/7
QBキャピタル合同会社の坂本代表(元産学連携機構九州代表)が主催する SAM会(福岡地域における大学発・地域発ベンチャー支援ネットワーク)からの 依頼で、「グラフェン ~原子の厚みの超極薄シート~ その魅力と将来への展望」と題し、吾郷と河原が講演しました。
- 2018/4/7
ベンチャー創出を支援する九州大学のギャップファンドに採択されました。 二次元材料応用の将来に向けた「KOINE-NanoFoundry-」の一環として 二次元材料ベンチャーの起業を計画しています。 九大のプレス発表は こちら。
- 2018/1/19
大阪大学の松本和彦先生を招いて、第1回のkoineミーティングを開催しました。企業4社、キャピタル1社、そしてJSTからの参加者とともに、二次元材料の可能性や研究開発、オープンイノベーションの進め方に関して議論を行いました。
松本先生の基調講演(公開)
吾郷の研究紹介(公開)
クローズドで行ったkoineミーティング
- 2017/12/9
二次元材料プラットフォームの活動が始まります。 2018/1/19(金) に、大阪大学の松本和彦先生を招いて第1回のKOINEミーティングを開催し、企業などからの参加者とともに、二次元材料の研究開発に関する議論を通じて新たなシーズを見出していきます。- 2017/8/8
8/31, 9/1に東京ビッグサイトで開催される「イノベーション・ジャパン2017」で当研究室主催のNanoFoundryが紹介されます。九大GICのページはこちらです。- 2017/4/7
グローバルイノベーションセンター(GIC)の開所記念式典を行い、二次元材料プラットフォームについて日本語と英語で紹介を行いました。 この式典では62社から132名の企業からの参加をいただきました。
koine について
グローバルイノベーションセンター(GIC)におけるオープンイノベーション
本センターでは、九州大学が新しく提案するオープンイノベーションモデルであるkoine(Kyudai global Open Innovation Network Engine)モデルを推進し、産学連携の新しい時代を築いていきたいと考えています。KOINEとは古代ギリシャで使われた "共通言語" (lingua franca)がその語源です。KOINEというプラットホームでは、国内外の地域や組織の種別・大小・歴史によらず、また研究開発分野、活動領域の異なる様々な言語・目的・夢を持つ人々が、自由闊達な議論や交流を通じて理解や目標を共有し合い様々な課題や研究領域に取り組み、イノベーションの創出に挑戦することを目指しています。
NanoFoundry について
GICにおける二次元材料プラットフォーム
GICの活動の一環として、当研究室が中心となり、グラフェンをはじめとした二次元材料の産学官のネットワーク形成を行い、従来のプロジェクト研究や1:1の共同研究の枠組みを超えた、新たな議論の場を設け、発見・発明、事業化、ベンチャー創出を目指します。
二次元材料プラットフォームにご興味のある方は、吾郷まで連絡をお願いします。
koine ミーティング講師一覧
(参考)これまでのサンプル提供先
国内
北海道大学・東北大学・筑波大学・東京大学・東京工業大学・首都大学東京・慶応大学・早稲田大学・芝浦工業大学・学習院大学・豊橋技術科学大学・北陸先端大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・奈良先端大学・九州大学 等
産業技術総合研究所・物質材料研究機構
海外
シンガポール国立大学・マンチェスター大学・ドイツアーヘン工科大学・英国物理研究所・imec 等